英国・オックスフォード発, Sept. 26, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- グローバル・ウォーター・インテリジェンス (Global Water Intelligence) (GWI) が9月24日に発表した年次料金調査によると、2024年から2025年にかけての世界平均の水道料金上昇率は6.2%となり、パンデミック後の高インフレ期に見られた記録的な値上げに終止符が打たれた。
ただし、現在実施される値上げの背景には、パンデミック直後によく見られたような運営コストの回収ではなく、長期的な投資の必要性による判断が増えている。
今年は例外的に欧州が料金引き上げの最前線に立っており、気候変動へのレジリエンス強化に向けた新たな法律と投資が、通常よりも高い水準の値上げを牽引している。 2か国が欧州と並んで料金上昇ランキングの上位に加わった。トルコとカザフスタンであり、この2か国だけで2025年の料金上昇地域トップ10のうち7つを占めている。
カザフスタンでは、老朽化したインフラやレジリエンスに対する投資需要に応えるため、当局が従量制料金への移行という大胆な決断を下した。 大幅な引き上げにもかかわらず、絶対的な水準では料金は依然として低いままである。
一方、GWIがアジアの40か国・地域の172都市を対象に調査を行った結果、料金の伸びは鈍化していることが明らかになった。 インドでいくつか顕著な料金引き上げが見られたものの、同国の料金ランキングでの位置付けを押し上げるには程遠く、南アジアは依然として世界で最も安価な地域として際立っている。
ラテンアメリカとサハラ以南アフリカでは、ここ数年続いてきた成長の後、今年は比較的落ち着いた伸びにとどまっており、南アフリカやアルゼンチンといった例外が注目される。 北米に関しては、料金の伸びは安定している。これは、異常気象への対策として雨水処理費用が上昇していることが背景にある。
GWIの会員になると、200か国641都市の詳細な料金プロファイルを含む包括的なデータセットや専門記事、さらに2011年まで遡る過去の料金調査データにアクセス可能だ。詳しくはwww.globalwaterintel.comを参照されたい。
グローバル・ウォーター・インテリジェンスについて
グローバル・ウォーター・インテリジェンスは、国際水業界にサービスを提供する主要な市場情報・イベント企業である。 過去25年間にわたり、顧客と市場をつなぐ信頼できるインターフェースとして事業を構築し、顧客が自社の戦略的意思決定を最も適切に行えるように支援する高度な情報を提供してきた。 同社の専門領域は自治体市場をはじめ、あらゆる産業分野、そしてテクノロジー、金融、経済にまで及ぶ。
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記録的な水道料金の値上げがついに終息、しかし欧州が新たな筆頭に
公開 1ヶ月前
Sep 26, 2025 at 9:38 AM
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