エルサレム(AP通信)-イスラエルのエリ・コーエン・エネルギー大臣は、エジプトとの350億ドルのガス協定への署名を拒否したことで、米国のエネルギー大臣が計画していたイスラエル訪問をキャンセルすることになったと述べた。
コーエン氏の事務所は木曜夜の声明で、米当局者らが合意を承認するよう「イスラエル当局者に多大な圧力をかけている」と述べたが、同大臣は「イスラエルの利益が確保され、イスラエル市場の公正な価格が合意されるまで」承認を拒否すると述べた。
声明によれば、この動きを受けてクリス・ライト米国エネルギー長官はイスラエル訪問をキャンセルしたという。ライト氏の事務所は金曜早朝にコメントの要請に応じなかった。イスラエルの米国当局者はコメントを控えた。エジプト外務省はコメントの要請に応じなかった。
コーエン氏が協定への署名を拒否したことで、同氏の事務所がリヴァイアサン・ガス田からエジプトに天然ガスを輸出するイスラエル史上最大のガス輸出協定になると主張している内容の進捗を凍結するようだ。
このガス田を運営する米国のガス会社シェブロンによると、このガス田はイスラエル北部の海岸から130キロメートル(80マイル)離れた地中海に位置している。
コーエン氏の動きは、2年以上戦争が停止しているイスラエル・ハマスの停戦の主要仲介者である米国およびエジプトとイスラエルの関係を悪化させる危険があるとみられる。コーエン氏の事務所の声明は、「イスラエルとエジプト間の政治問題」を解決するために努力が払われていると述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
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イスラエル、エジプトとの350億ドルのガス契約締結延期、米国エネルギー長官に訪問中止を促す
公開 1週間前
Oct 31, 2025 at 11:18 AM
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