マベニア (Mavenir)、カリブ海の通信事業者SETAR向けにマルチテナント型コンバージド課金システムを本稼働

公開 2ヶ月前 Neutral
マベニア (Mavenir)、カリブ海の通信事業者SETAR向けにマルチテナント型コンバージド課金システムを本稼働
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テキサス州リチャードソン発, Sept. 03, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- クラウドネイティブなネットワークインフラプロバイダーであるマベニアは本日、カリブ海に位置するオランダ王国構成国であるアルバの主要なフルサービス通信事業者、SETAR向けのコンバージド課金システム (CCS) への変換を成功裏に完了し、CCSの本稼働を開始したことを発表した。クラウドネイティブなマルチテナント型CCSはアルバのSETAR N.V.の業務を支えており、SETARはこれにより隣島のボネール島の移動体通信事業者、KLAに対して「チャージング・アズ・ア・サービス」ソリューションを提供することが可能となった。

マベニアのデジタル・イネーブルメント (Mavenir’s Digital Enablement、MDE) ソリューションを活用した、この一元化されたシステムにより、SETARの旧来の島ごとに分かれた課金インフラは、統一されたマルチテナント型システムに置き換えられた。完全にコンテナ化されたアーキテクチャに基づくオープンかつ相互運用可能なこのシステムは、アルバでホスティングされており、リアルタイム課金および請求業務の効率化と簡素化によって、大幅なCAPEXおよびOPEXの削減をもたらしている。SETARはまた、アルバおよびボネール両島のシステムに対する変更が自動的に同期されることにより、ハードウェアのみならず、メンテナンスの負担の大幅な削減というメリットを得られる。

新しい課金システムは現在、単一のコンバージドシステムを通じて、アルバとボネールにおけるSETARのプリペイドおよびポストペイド商品一式に対し、リアルタイムのオンラインおよびオフライン課金機能を提供している。この変革的なアップグレードにより、SETARは加入者に対して容易にデジタル商品スイートを提供できるようになり、カリブ海地域でのネットワークトランスフォーメーションの歩みを進める中で、次世代移動体通信ネットワークへの対応を確実にしている。

この多面的なモダナイゼーション・トランスフォーメーションプログラムは、マベニアが迅速かつアジャイルな継続的デプロイメント手法を用いることで円滑に実現され、マベニアのチームはSETARの既存データセットを標準化・最適化し、包括的なテストのためにソフトウェアを予定通りラボに提供した。これにより、SETARは従来のプリペイド課金システムからシームレスに移行し、リリースの生産性とパフォーマンスを完全に信頼し、管理した上で、サービスを開始することができ、事業継続性の確保にもつながった。このシステムは、2つのデータセンターにわたりアクティブ・アクティブの地理的冗長構成で展開されており、高可用性、耐障害性、シームレスなフェイルオーバー機能を確保している。

SETARのCEOであるローランド・クロース (Roland Croes) は、以下のように述べている。「マベニアとの長期的なパートナーシップは、カリブ海における次世代コネクティビティ環境で当社が最大の優位性を確保するための基盤となっています。プリペイドおよびポストペイドサービス全体にわたるコンバージド課金への今回の重要なアップグレードにより、アルバ島およびボネール島の地域社会のお客様に、革新的かつパーソナライズされたデジタルサービスを即座に提供できるようになりました。SETARにとって、マベニアは急速に進化するデジタルサービスの世界において、事業の成長とサービスエクセレンスを実現する戦略的な推進役であり続けています」。

マベニアはSETARの信頼できる長期的な技術パートナーであり、SETARはすでにメッセージングインフラ、先進的なメッセージングセキュリティ、ルーティングソリューションを導入することで、そのネットワーク機能を拡張している。SETARは現在、MDEプラットフォーム内でマベニアのオープンAPIを活用できるようになり、完全な透明性をもって新しい商品やサービスを新課金システムに自動プロビジョニングすることが可能となった。これにより、運用側での顧客管理の再トレーニングは不要となる。

マベニアのデジタル・ビジネス・イネーブルメント担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるサンディープ・シン (Sandeep Singh) は、次のように述べている。「マベニアの完全コンテナ化されたMDEプラットフォームへのこの重要なアーキテクチャの進化は、すでにお客様に画期的な効率性と収益化の機会をもたらしており、一元化されたインフラを通じて、革新的な新サービスの迅速なデジタルオンボーディングを可能にしています。オンプレミスの専用ハードウェアからクラウド向けに設計された課金ソリューションに移行することで、SETARは新しい商品をハードコーディングではなく構成のみで迅速に設定できるようになりました。複雑性の軽減、運用効率の向上、市場投入までの時間短縮により、SETARは市場におけるリーダーシップと将来への対応力を強化し、アルバおよびボネールの加入者にさらなる価値と豊かなデジタル体験を提供できるようになっています」。

マベニアについて

マベニアは、AIを導入したクラウドネイティブな環境配慮型ソリューションで現在のネットワークの未来を構築しており、通信事業者が5Gのメリットを享受し、インテリジェントで自動化されたプログラム可能なネットワークを構築できるよう支援している。Open RANのパイオニアとして、そして実績ある業界の「革新者」としての同社の受賞歴もあるソリューションは、世界中のモバイルネットワークに自動化と収益化をもたらしており、世界の加入者の50%以上に相当する、120か国以上300社以上の通信事業者のソフトウェアネットワークのトランスフォーメーションを加速している。詳しくは、www.mavenir.comを閲覧されたい。

マベニア広報担当者向け問い合わせ:
エマニュエラ・スピテリ (Emmanuela Spiteri)
[email protected]