世界で最も戦略的な投資としての医療:KFSHRCのCEO、日本で開催されたC3サミットで国際協力を呼びかけ

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世界で最も戦略的な投資としての医療:KFSHRCのCEO、日本で開催されたC3サミットで国際協力を呼びかけ
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東京発, Sept. 25, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- 医療は、財政的負担ではなく、安全保障、繁栄、回復力に対する世界で最も戦略的な投資として認識されなければならない、とサウジアラビア王室顧問でありキング・ファイサル・スペシャリスト病院&研究センター (King Faisal Specialist Hospital and Research Centre、KFSHRC) の最高経営責任者であるマジド・アルファイヤド博士 (H.E. Dr. Majid Alfayyadh) は、東京で開催されたC3ダボス・オブ・ヘルスケア™サミット (C3 Davos of Healthcare™ Summit) における基調講演で宣言した。

アルファイヤド博士は、医療制度への投資が直接、人命救助、経済強化、雇用創出、国際競争力の向上につながることを強調し、同時に、パンデミック、気候変動による健康上の緊急事態、自然災害を含む将来の危機を各国が切り抜けることを可能にすると述べた。

同博士は、がん、糖尿病、心血管疾患などの慢性疾患の増加、気候変動によるベクター媒介性疾患の拡大加速、低中所得国における格差の拡大、新型コロナウイルス感染症によって露呈した脆弱性といった、世界的に共通する健康課題を挙げて、各国が医療を集団安全保障への投資として再考すべき差し迫った理由とした。

同氏の主張によると、世界的に持続可能な医療システムを構築するには、次の5つの投資分野が極めて重要である。救急・集中治療能力を含む最新の病院インフラ、デジタルヘルスとAI駆動型プラットフォーム、先進的な研究室と精密医療、データサイエンティストなどの新興の職種を統合した人材育成、ワクチン・医薬品の現地生産による強靭な医薬品・サプライチェーンネットワーク。

これまでの歴史を踏まえても、ワクチンから外科手術に至るまで、医療におけるいかなる画期的な進歩も、強固な供給システムと組織化されたインフラなしにはあり得ず、ロボット工学、バイオテクノロジー、ゲノミクスにおける今日のイノベーションも、同じ原則により導かれなければならないと指摘した。

サウジアラビアは、これらの原則をビジョン2030医療部門変革プログラム (Vision 2030 Health Sector Transformation Program) に組み込み、医療を公共支出の枠を超えた、イノベーションと経済多角化の推進力として再定義していると同氏は説明した。 KFSHRCは、海外治療への依存度を低減する目的で50年以上前に設立され、現在では世界初の完全ロボット心臓移植、先駆的なCAR-T細胞療法、先進的なゲノム研究といった画期的な成果をこの変革に結びつけながら、遺伝子・細胞治療、再生医療、持続可能な医療モデルの分野へも拡大を続けている。

アルファイヤド博士は、国際協力の重要性を強調しつつ、日本の関係者と世界のパートナーに対し、サウジアラビアと共同で研究開発を行い、技術を共有し、統合医療の未来を形作るよう呼びかけた。 同サミットは、人類の利益のためにイノベーションを加速させる投資とパートナーシップに対して、サウジアラビアが開かれていることを再確認する場となった。

同氏は講演を締めくくるに当たり、次のように述べた。「医療の未来は、統合、最新化、コラボレーションによって定義されるでしょう。 医療を投資として再定義することにより、私たちは、強靭な国のシステムを構築するだけなく、より強く健康なグローバルコミュニティも構築するのです」。

2025年の『ブランドファイナンス』誌のランキングによると、KFSHRCは、世界の学術医療センタートップ250のリストで2年連続で中東・アフリカ地域で1位、世界で15位にランクされ、サウジアラビアと中東で最も価値のあるヘルスケアブランドとして認められていることは注目に値するものである。 また、『ニューズウィーク』誌による「ワールズ・ベスト・スマート・ホスピタル」リスト (2025年) にランクされた。

詳細は、www.kfshrc.edu.saを閲覧するか、メディアチーム [email protected] まで問い合わせされたい。

本発表に付随する写真はこちらから入手可能:https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/0a6a7854-e97b-4432-8f77-0285c0df003a