ドイツの自動車部品セクター、Nexperiaチップ輸出に対する中国への免除を急ぐ

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ドイツの自動車部品セクター、Nexperiaチップ輸出に対する中国への免除を急ぐ
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エドゥアルド・バプティスタ、レイチェル・モア、トビー・スターリング著

[ベルリン(ロイター)] - ドイツの自動車部品サプライヤーは月曜、自動車業界の生産停止の可能性に懸念を引き起こしている貿易対立の政治的解決を期待し、ネクスペリア製チップに対する中国の輸出規制の免除を急いでいた。

自動車に使用される基本チップを大量に製造するネクスペリアをめぐる争いは、中国の親会社ウィングテックに対する懸念からオランダがオランダ企業の経営権を掌握したことを受けて、自動車組立ラインの停止の恐れがある。

政治的解決への期待を煽り、中国は土曜日、オランダの動きによって影響を受ける半導体輸出の免除を検討すると発表した。

関係者によると、ドイツのアウモヴィオは中国政府に免除を求めている自動車サプライヤーの1社で、中国商務省に申請書を提出している。

アウモヴィオの広報担当者はコメントを控えた。

ドイツに本拠を置く電子部品販売会社コンポーネント・アット・サービス(CAS)のドミニク・ジルナー氏は、「中国は在庫の輸出に関して規制を少しだけ開放した」と述べた。

ただし、これは中国商務省の特別な許可があった場合にのみ可能であると同氏は付け加えた。

自動車メーカーとそのサプライヤーは、Nexperiaを巡る問題が迅速に解決されなければ、生産停止の可能性に直面している。

欧州トップの自動車メーカー、フォルクスワーゲンは今週以降もドイツ拠点での生産を保証できていない一方、サプライヤーのボッシュは供給逼迫を理由にザルツギッター拠点で従業員を一時帰休させる計画を登録した。

ピアZFも月曜日、予防策としてそのような措置の準備を進めていると述べた。

ZFの広報担当者は「中国からの配送がどの程度、どのようなスピードで再開されるかは不明だ」と述べた。 「そのため、当社は供給を確保するために引き続き努力を続けます。」

(フランクフルトでの Ilona Wissenbach による追加レポート、Miranda Murray と Emelia Sithole-Matarise による編集)

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